2012年12月24日月曜日

③ ドチュラ峠  

ドチュラ峠  →地図③
 
首都ティンプーから旧都プナカへと向かうための険しい峠、ドチュラ峠。
標高3116m。
「ラ」は「峠」という意味。
舗装されていない道は少ないが、きれいに舗装されているわけではなくあちこちでこぼこ。

車に弱い人は、ブータンの道は
一発で酔ってしまう。

国際空港から出たばかりの道でも
でこぼこで、外国人観光客は、
到着してすぐにブータンのでこぼこ道の洗礼を受ける。











国土の多くが山であるブータン。
このドチュラ峠も険しく
  
  
切り立った崖だらけの峠道。















ブータンの山は岩が露出している
山が多い。
そんな岩山でも、
標高の高い山のてっぺんでも
縦横無尽、自由自在に
歩き回っている、牛、牛、うし。

牛って、実は身軽で器用なんだな。









山道の途中にいくつか見かける「聖水」が出る場所。 人々は車を止めて、聖水を飲んだり、ペットボトルに入れて持ち帰ったり。 ルンタ(チベット仏教の経文が書かれた祈りの旗。風にのせて祈りを天や人々に届ける。)で飾られて マニ車(観音様のお経が書かれていて、これを回すとお経を唱えたことになるという、ありがたい代物)もあり、 聖水に霊験を沿えるような雰囲気。
ドチュラ峠のてっぺんに到着。
深い青空の下、仏塔が並ぶ。
 
  
 
 
 
石を積み重ね、すきまを泥で固定し、その上からペイントしてある。
色彩がきれい。
 
 

どこでも自由自在に歩き回る牛にもびっくりするがブータン中、どこにでもいる犬にもびっくりする。     標高3116mだぞ。
 
晴れの日には峠から ヒマラヤが眺望できる。
おお、すごい!
 
ドチュラ峠にあるレストラン。
そこからの眺望も見事。


ブータンヒマラヤ。
最も高いところで7564m。
写真中央よりも右がわが最高頂の部分。





 



























峠を越える途中で、予期せぬ通行止めに遭遇した。
ガイドも運転手も通らせてほしいと交渉したが、あと2時間はダメだという。
私たちの車を先頭に、タクシーやトラック、トレーラーも並んで、
しかしあせることもなくのんびりと散歩したりおしゃべりしたりしつつ時間を過ごす。











すると、ガイドと運転手さんが
急に車に乗れという。
「お腹がすいた!」
というガイドさん。
そう言えば正午はとっくに過ぎて
もう午後2時になるところ。
ドチュラ峠を越えるのはまだまだ
時間がかかりそう。
お昼にありつけるのはまだまだ先。

だから、軽くお昼を食べに行くんだとか。
だけど、入って行くのはこんな道。
この先に本当に店があるのか?




あれ、人がいる。
大自然の山の上でのんびりと
親子が過ごしている。
と思ったら、これが店の人。
お客さんがいない時間はこうやって
の~んびりと外でくつろいでいるみたい。





山の中にぽつんと山小屋が。
舗装もされていないゴタゴタの土の道を入ったところに。

すごい手作り感。
これが店なのかな?









中に入るとテーブルもイスも
ストーブもある。
もちろん、王様の写真も。












 「ヌードルを食べよう。お昼ご飯までまだまだかかる。もう、お腹がすいた!」
というガイドさん。
「ヌードルはできるか?」
と店の人と話すと、食器を洗い、インスタント麺を作り出す店の夫婦。









タイのママーだ!
タイ人なら誰でも食べてる、私もずいぶんお世話になった なつかしのママー!

出てきたのはトマト入りママー。
これまでのホテル食やレストラン食では、ホントにブータン人はこんなの食べてんのか?と突っ込みたくなるようなおきれいな料理ばかり。
邪道なパスタが混じってたり、朝はトーストという明らかなヨーロピアンスタイルだったり。
ブータン人と同じように食べたい!と思っていたところだった、ブータン入りして3日目。
これまでの並んだ豪華な食事の中で、このインスタント麺は一番美味しい食事だった。

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