ウォンディフォダン →地図④
首都ティンプーから70㎞(2.5時間)。
国際空港パロからは115㎞(4時間)。
新しくできた街で、中心部は建物や道がきれいに並んでいる。
チミ・ラカン
小高い丘があり、そこに立つのがチミ・ラカン。
「チミ=犬がいない」 「ラカン=寺」
という不思議な名前の寺。
子宝に霊験あらたかであるという。

この見事な棚田の真ん中に行くには、まずは公道で車を降り、
民家の横を通りぬけ、田んぼのあぜ道をひたすら歩いて丘を登る。
徒歩30分の道のり。
まずは民家の間を通り抜けるのだが、やたらと子どもを背負ったお母さんが目立つ。
さすが子宝に霊験あらたかなチミラカン。 ってことを、意識しての演出なのかな。

かわいらしい子どもと、若いお母さん。
やっぱり親子の姿が目立つ。
金の鼻飾りをつけている女性がいた。 おお、すごいな。
そして、ふと気づく。
この女性の後ろにある絵は・・・。
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この家の壁にペイントされた、このシンボル的な芸術作品は・・・!
小さな女の子が歩いている、この塀にも、あの絵が。
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同じく女性も神聖なものとして同じようにまつらたりしている場合があるが、
それに近く、 けれど日本のものより神格化されていて信仰にひとしいようだ。
言うまでもないが、温泉街にある秘宝館みたいなものとは全く違う。
あちこちの家にペイントされていて、子どもたちはそこで当たり前に育つ。
ごく自然に大事にし、ごく自然に敬い、ごく自然にそばにあるもののようだ。
隠したり、下世話なネタにするのこそ、なんで???という感じなのだろうか。
そりゃそうだ、そばにあって当然のもの、大事にしなきゃいけないもの、
あがめないといけないもの、これこそ至極自然なことなのだなと思う。
チミ・ラカンは大変有名なお寺なので、ブータン人も観光客もたくさんやってくる。
お土産屋さんもちらほら。
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民家の横を通り抜け、棚田のあぜ道をくだり始める。
本当にびっくりするくらい、本物のあぜ道なのだが、
それがこの近辺に住むブータン人の生活道であったり、
子宝祈願にいく人々の道であったりする。 棚田にかかる白い雲が美しい。
標高の高いブータンならではの風景。
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そういうときには細いあぜ道を、互いに譲り合って通る。
かつて子宝祈願にきた夫婦が、お礼にまた参拝しにくるのだそうだ。
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田んぼの中にも仏塔が立ち、ダルシンが風にたなびく。
この辺りの人々も、こうやって仏塔に見守られ、風に乗ってくるお経に守られて
幸せに暮らしてるのだろう。
菜の花畑の中には美しい蝶がいた。
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日本で生活しているときには、まず歩くことのないあぜ道をてくてく歩いて行く。
そこで生活している人々、豊かに遊んでいる子どもたちを見ながら。
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こんな光景が見られるなんて。

棚田をくだりきり、小高い丘をのぼってくと、丘の上にチミラカンが。
到着。
門にはフォーフレンド(象・猿・ウサギ・鳥)がお迎え。
入るとすぐに、大きなニマ車も迎えてくれる。
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大きな菩提樹がある境内。
若い夫婦が子どもを授かったお礼にやってきている。
お父さんにだかれてすやすや眠る幸せの国の赤ちゃん。
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例により、ここも堂内の撮影は禁止。
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石や岩が豊富に産出されるのだろうが、日本ではあまり見たことのないような珍しい石が置かれている。
僧侶の勉強する部屋を見せてももらったが、僧侶も今は冬休みで実家に帰り、ほとんどいないのだそうだ。
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「チミラカン=犬がいない寺」
という意味だが、やはりブータン。
犬がごろごろといた。
しかし、この寺にはいわれがあるそうだ。
昔、子どもを川で溺れ亡くした両親がおり、大変嘆き悲しんでいたが
子どもが犬に生まれ変わって戻ってきた、しかしそれがデーモンだったため
神様がそのデーモンを封印した、それがこの場所なのだという。
そういうかわいそうな両親の物語から、この子宝に恵まれるといういわれができたのだろうか。
さあ、丘をおり、見事な棚田を眺めながらまた30分歩いて戻ろうか。
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夏には棚田は一面緑色になり、秋には黄金色になる。
ロベイサ村 マーケット
立ち寄った公道沿いにあるマーケット。手に持っているのはお米を使った軽いお菓子。
僧侶は赤い袈裟を着ている。
同じ敬虔な仏教国でも、タイと違って僧侶も買い物をしていいんだ。
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その寒さに慣れているブータンの子どもたちは みなけっこう薄着している。
マーケットの中で、1人で遊んで熱中し、かわいいおしりが見えちゃっている子。
寒いでしょうに! と思うけど、ブータンの子どもにはそんなに寒くもないらしい。
「キャー!」と悲鳴を上げて恥ずかしがって走ってお母さんの元に逃げる。
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ブータン女性は眉毛を細く剃る人が多いなあ。

どうしてこんなところに靴が?と思うようなところに靴がある。
そういうところがいいのよね~。
溝をのぞき込むと、子どもが水遊びをしている。
さ、寒くないのか!!!
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